○○彼氏。~バレンタイン編~



そんな志乃の顔を見ていると、だんだんと昨日のことを思い出して涙目になる私。




「も〜〜、聞いてよ!!」




半泣き状態で志乃に抱きついて昨日の放課後の出来事を話す。




────...
──...




「秋斗はさー、甘いの好きじゃなさそうだよね?」




放課後。




二人で歩いて帰りながら私は秋斗にそう聞く。




すると秋斗はチラリとこちらに視線を向けたあと、




「………そうだが」




と呟いた。

< 93 / 102 >

この作品をシェア

pagetop