生意気な王子様達のいいなり♡


そのあと教室に戻ると
島崎さん達の鬼のような形相で睨まれ
戸惑ってしまった…


☆☆☆

一ノ宮視点


「いきなりマネージャーとかマジびびったわー」

「いいんじゃね?サッカー部にも花が咲いたって思えば…」

「でもあの女子メガネじゃん!超地味じゃね?」


オレらサッカー部のたまり場の屋上…
暇さえあればここでのんびりしている
今はオレと桐野と海斗と陣と
マネージャーの話をしている、
遠藤、天原、西野がいる

「んだょ、そんなどーでもいい話してんじゃねーよ」

寝転んでいた陣がだるそうに言った

「いや、でもよー…どーせならもっと可愛い女子が…」

坊主の西野が陣にニヤニヤしながら言った

『あのなぁ、お前ら…マネージャーを入れてもらえただけでも感謝しろよ?サッカー部だけマネージャーいなかったんだからよ』

オレはため息まじりに言った

「でもはっきり言って、マネージャーが先輩なのにびっくりした」

サッカー部の中でズバ抜けて身長が高い
遠藤が目を丸くさせて言った

「んま、たしかにな」

ゴールキーパーで少し丸っこい天原が
腕を組み頷いた


「オレらにマネージャーなんてモンはいらねーよ…」

桐野は目を少し伏せ言った

『桐野…お前の女嫌いは異常だよ』

オレは桐野の肩をぽん!と叩いた

「…っ」

桐野はオレをギロリと睨んだ

(うっわ…こぇw)

オレは桐野に睨まれ少し顔が引きつった


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