宿った命
「そ?俺は修平。言えるか?ん?」
〈・・・しゅーへー・・〉
「良く出来ました。何だよ。お前可愛いじゃん」
〈ば、馬鹿にすんな!!人間のくせに・・・・・・っ!!〉
“人間”。
その言葉に修平は反応した。
リーフはしまったとばかりに口を噤んで下を向いた。
「やっぱり・・・。人、じゃねぇんだ・・・」
〈そ・・・そうだよ。お前たち人間と俺らを一緒にすんな〉
「じゃあ・・・お前はなんなんだ?」
〈・・・俺たちは―〉
―妖精。魔法を司る使者だ―