午前0時にキスして



どうして那智さんが触れると私は実体化するの?

寝ている那智さんの顔を見ていると胸のあたりが...熱くなってどうして、熱くなってきたのか分からないけど息切れも感じ、だんだん呼吸が乱れて来て...

『那智さん、大変何かの病気かもしれない』そう言うと寝ていた那智さんはパチンと目を開け抱きしめていた腕を緩めると上から私を見つめた。

『どうした、どこが痛い?』
『痛いって言うのか...呼吸が乱れてカラダが熱いの』

じっと見つめる那智さんは、私のおでこに手を当てる。




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