午前0時にキスして
物足りないから、その気持ちを、どうやって押さえればいいのか悩んでるの。
「違うの...もう、そんな事より、おかわり」
那智さんに合わせていた視線を逸らし窓の方を見つめた。
っもう那智さんは、分かっているクセに答えは自分で見つけろみたいな顔して言うからヤになっちゃうよ。
《あともう少しだ...》
ふと窓を見つめていると声が聞こえてきた。
「那智さん何か言った?」
「いや、何も...それより呑めよ」
やっと頼んだカクテルが目の前に出され那智さんから視線をカクテルに移しカクテルをゆっくり飲んだ。