午前0時にキスして


「俺も悪かった、心配したんだ。なのにお前はあきらめモードで腹が立った」

那智さん...

「俺の家に戻るか?」

どうしよう、また喧嘩したら、もう探してくれないかもしれない。

「どうするんだ?」

那智さんが目の前に手を出すと私はもう一度顔を下に向けた。

「そっか、このまま諦めて生まれ変わるか、それもいいかもな、そんじゃ又どこかで会ったらよろしくな」


・・・怒らせちゃった。

那智さんの気配が目の前から居なくなっていく。

行かないで置いてかないで寂しかったんだから

「那智さん!」



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