午前0時にキスして



これって?

宙に浮いていた私は、黒猫ちゃんの傍に近づき声をかける。

「これどうしたの?」

黒猫ちゃんは、口に銜えていたネックレスを私の前に落とす。

どうしたいのかな...このマンションで誰かが落として黒猫ちゃんが見つけて...もしかしたら黒猫ちゃん落し主に返したいのかな?

イヤイヤ猫って...そんな事できるの?

「ねぇ~喋らないと分からないの...ごめんね。私があなたの言ってる事が分かれば何とかしてあげられるかもしれないんだけど...」

黒猫ちゃんは残念そうに鳴き私の前に落としたネックレスを再び口に銜え草むら消えていった。







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