午前0時にキスして


記憶の中での鈴花姉ちゃんは、大きくて優しくて...気づけば居なくなっていた。人生て数える程しか会った事ない姉ちゃん。

覚えているのは、おばあちゃんが死んだ時、久しぶりに会って懐かしかった。

その時、初めて、会話をしたような気がする。

『凪、足のサイズいくつなの?』
『21だよ』
『そっか、大きくなったね』

鈴花姉ちゃんは、ニコっと笑いながら私の頭を撫でてくれた。




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