午前0時にキスして
「んんん...」
胸に当てていたおでこを離し那智さんの目を見つめた。
「いつも同じ時間に現れるのかな?」
「分からない」
同じ時間に会いに行くけど...今草むらにいるかは、分からない。
「1階に行ってみるか?」
「良いの?もう寝る時間だよ」
「寝る時間が1時間減っても大した事無いだろ」
那智さんは、抱きしめていた手を離すと私の頬を両手で挟み「行くか」そう言ってベッドから下りるとシャツを着て私の手を掴み部屋を出てから1階の草むら辺りに腰を下ろした。