午前0時にキスして



「大丈夫だよ...熱なんて無いから」

なんだか心臓がドキドキして来た。どうしたんだろう?熱いのかな?それとも...ほんとに熱が出てきたのかな?

「無理すんなよ、あれだ今日は大人しく家で寝てろよ、早く帰ってきてやるから」

那智さんは、頬に触れていた手を離し私の頭の上に置くとクシャクシャっと撫で微笑むと、お店に出かけて行った。


・・・ど、どうしたの?

さっきより心臓がドキドキじゃなくバクンバクン言ってる。しかも那智さんの微笑む顔がキュンと来た。

まさか...私...那智さんの事が...



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