午前0時にキスして



「そうだね、今は無理かもしれないけど、一緒にいると、ふとした時にコイツと結婚して良かったな~って思う時が来ると思うよ。その時に70嫌な事でも吹っ飛ぶんだよね」

お客様は、そう言って私の作った水割りをクッと呑みほしニコっと微笑んだ。

結婚って理解できない。やっぱり、まだ結婚する時じゃないのかもしれないな...。





涼太と待ち合わせたのは、近くにある小料理屋、そこに決めたのは個室だからだった。それに知らない人に聞かれて詮索されるのがあまり好きじゃないから。





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