午前0時にキスして
何を言えばいいか迷っている。
あまり覚えていないみたい。
だって私を抱いている時、本能むき出しの獣にしか見えなかったもの。
もし愛、と言う物があるのなら、もっと優しく抱いてくれてもいいと思うけど抱いた後の那智さんは、痛さが取れたと言えばいいのか
ほんと気分が楽になったみたいで安心した。
その後は、ただひたすら冬眠したクマのように私を抱きしめて寝ていた。
抱かれながら1つ気づいた事があった。
やっぱり那智さんの髪色は、元々銀色だって事。