午前0時にキスして
「一人になったら死んじゃう」
「俺が傍にいるだろ」
「それは、友達としてでしょ私のワガママも1人の人間として理解してくれて、何でも話を聞いてくれる人がいいの。それって、無理でしょ?親でもなく兄妹でもないんだから」
「お前が望むなら傍に居てやってもいいぞ」
「っはぁ意味わかんない、それって恋人って事?」
イラっとしながら、目の前にあるカクテルを一口呑んだ。
「那智さん、黙ってないで、返事してよ」
「あ~悪い、聞こえなかった、ちょ、今手離せないから、空になったカクテル自分でカウンターに入って作れ」