午前0時にキスして
っもう、いつも大切な時に聞いてないんだから。
仕方なく空になったカクテルグラスを手に持つとカウンターに入り那智さんの見よう見まねでカクテルを作り椅子に戻ろうとした。
するとダンジョンブルーの扉が開き顔を向けると涼太が何人かの人と店に入ってきた。
どうしてここに!?
そう思った瞬間カラダをカウンターの下に隠した。
ど、どうしよう、こんな場所で会うなんて思わなかった。
あ……でも隠れなくてもいいのに、こんなんじゃ出るに出られないよ。
「おい、何してるんだ?」