午前0時にキスして
ガヤガヤと聞こえて来る人の声カウンターに隠れ唾を飲み込むと涼太の声に耳を傾ける。
きっと仕事が終わって、ひと段落着いたから同僚と呑みに来てるんだよね?でも、早く終わるんだったら電話してくれてもいいのに。
「篠原さんって恋人いるんですよね?」
「居るよ」
「どんな人ですか?」
「んんん...普通の子」
涼太から見る私って普通なの?
「篠原さんって浮気した事ないんですか?」
...こんな所で聞けるなんて思わなかった。
「基本しない...でも」
でも?