午前0時にキスして



タオルを顔に乗せたまま流れてくる涙を抑え涼太の事を忘れようとした。

でも何度同じ事を繰り返しても辛いものは辛いし、悲しいものは悲しい。

感情なんて無くなればいい、そしたら人を好きにならなくてもいいのに...




『今日もお休み、どうしたの大丈夫?』

仕事を2週間休み、気になって電話をかけてきてくれたのは美優だった。

『大丈夫、ちょっと風邪こじらせたみたい、元気になったら電話するね』

自分でも驚いてる、こんな辛いなんて思わなかった。






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