午前0時にキスして


呆れたのか、疲れたのか...忘れるのに時間なんて必要ないよね。

涼太にとって私と言う存在は小さかったんだな~そう思うしかなかった。

ベッドに潜り手を伸ばしカーテンを開けると眩しい太陽が目に差し込んできた。

別れたのか、いまいちハッキリしないけど、このままじゃ干からびちゃう、仕事もしないとお金も底がつく。

力の入らないカラダをベッドから起こし2日ぶりのシャワーを浴びると壁に掛けてある時計を睨み、もう一度スマホを手に取ると那智さんに電話した。




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