午前0時にキスして



「じゃ~お互い様って事で俺とキスするか?」

...え?

思わず手に持っていたレンゲをテーブルの上に落とした。

「な、那智さん何言ってるのかな~私たちって友達なんでしょ?友達はキスなんてしないの」

「知ってるか、世間ではキスフレってもんがある、俺にしたらSEXの方が手っ取り早いけどな」

イヤイヤ、キスフレだろうがセフレだろうが、それ自体ダメでしょ!

「お前の男だと思ってすれば、できるんじゃね?」

那智さんはそう言って、座っている場所から私に近づくと左頬に手を添えた。

「ちょ、ちょっと待って」





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