午前0時にキスして



「那智さんの連れて行ってくれる場所なら、どこでも行く」

「やる気ないヤツ」

だって……

ふて腐れて那智さんを見ると仕方ない、そんな顔をして私の頭を撫でた。




何故に釣りなの?

那智さんと向かった先は、釣り堀。

「いいか、冷凍のサクラエビを釣り針に、こうやって付けるんだ」

那智さんは、サクラエビを持つと釣り針が見えないようにつけた。



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