午前0時にキスして
嘘。
これは嘘だよね?
頭の中は真っ白……言葉が出てこない。
話を聞いてもらいたくて素直に謝りたくて来たはずなのに...
「凪!?」
涼太の顔が薄れていく、もう何もかも終わりだね。
少し合っていなかっただけなのに、こんな事になっているなんて...
手に持っていた鞄を涼太に投げつけると部屋を飛び出し目に飛び込んできた非常階段を下りて行くと涼太の声が響く。
「凪、誤解だ彼女が勝手に」
「黙ってよ、言い訳なんか必要ないから、もうこれで終わり良かったね刺激を与えてくれる女の人が傍にいてくれるんだから」
「それは違うって」
「何が違うの、違うのなら何で下着姿の女の人が涼太の上にっ」