君が“好き”

堪えきれない怒りがあたしを襲ってきた。


だからあたし、あなたと別れた。


けど、あの場所で無理やり君は、あたしを押し倒したよね。


…怖かった。


あなたが、あたしの知ってるあなたじゃなかったから。


男の君には力でかなうはずかなくて。


結局ヤられちゃった。


その時、あたしは君に聞いたよね。


あたしをどう思ってるのかって。


そしたら君はこう答えたよね。


“遊び相手”


あたしはその時、凄く悔しかった。


大好きだった君が、そんなことを言うなんて、信じられなかったから。
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