こちら奇妙な祓い屋さん
8話 雪音と祓い屋
前言撤回。昨日あのまま寝ればよかった。確かに楽しかったのは事実だけど今最高潮に疲れている、ふらっと鏡を見ればくっきりと隈が、
「おは・・・」 「・・・かー」
私と同様2人の顔はげっそりとしていた。だがそろそろ朝食の時間。皆がそろっている大事なひと時だしもし一分一秒でも遅れれば黒弧さんの説教が待っている。私は体に鞭を打ち半寝の2人を押しながら長い廊下を歩いた。
部屋のドアを開ければ皆そろっていた。
「ゆっきね様ーーーおはようございます!」
牡丹ちゃんが突っ込んできた。いつもなら受け止めるがあいにくそんな力今は持ち合わせていない。だ、誰か・・・心の中で助けを求めると
「おい、牡丹。そろそろやめてやれ。こやつ等は黒弧に叱りを受けた後から一睡もしておらぬのだ」
長い机の奥に座っていた梨佳のお爺さんがいた。
「はーい。主様」
「これ、牡丹。主様の前での言葉使い気をつけよ」
驚いた。まさかあの黒弧さんが微笑んでいるなんて、この前梨佳から話は聞いたけれどここまでだったのか・・・なんて思ってたら
「おい何だ小娘。あ?文句があるのか?」
ぶんぶん、と首を横に振った。さすがにもう死んでしまう。
「おなか減ったーー」 「俺も!もう食っていいか?」
目が覚めたのかぎゃーぎゃー2人が騒ぎ出したので黒弧さんも納まりやっと朝食を食べ始めた。
「で、なにが頼みだ。梨佳」
私にも他の皆にも頭に疑問マークが浮かんだ。
「めんどくさがりのお主がわざわざこのような時間に来るか?」
そういえば梨佳はいつも誰よりも遅く来てよく怒られてた。いくら夜通し起きてても二度寝していただろう。
「んーっとね。そろそろ祓い屋さんちゃんとやろうと思って」
『!?いや、だめだよ。私まだ何にも「ストーップ」』
「分かってるよ、でも私もう待てない!開いてから力を出したって遅くないよ。ずっとこのままも退屈だしね。私達には早く謎を解かなきゃならないし」
目を輝かせながらまっすぐこちらをみる梨佳。こうなると梨佳は強情になる。
『、まだ危険だし祓い屋を開いたからって・・・響もなんとか言って』
「いいんじゃね。何もしなきゃ何も分からねーのは決まってんだから。それになんだかんだ俺らとか爺がカバーできるだろ。雪音だって自分が最近成長したってわかってるだろ、もう1人じゃねーし」
2人の顔を見れば本気だって事は分かる。でも私は臆病だ。でも、でも、こいつ等がいるなら本当に平気な気がする。いいかもしれな
「「てか、絶対楽しそうだからにきまってんじゃん」」
にい、と笑った二人を見た。さっきの感動なんて飛んだ。嗚呼、馬鹿なこいつ等に嬉しくなった自分を凍らしたい。
「我は別に良いと思うぞ。黒弧、あいつらの事頼んだぞ」
いつのまにか煙管を手に喉を鳴らしながら笑う梨佳のお爺さん。
「え、真ですか。私にあのうつけ共を・・・」
「良いであろう。お主に適任だと思ったのだがな」
「わ、私めに適任・・・ありがたき幸せっ。主様」
まんまと口車に乗ってしまった黒弧さん。
「じゃあ、決まりだねっ」 「元々開くつもりだったしな」
「主様が期待なさっている・・・私めに・・・」
梨佳のお爺さんが私をみて妖美に笑った。
「お前に拒否権は無い様だな、雪音。」
誰か、誰か助けてくれ
「おは・・・」 「・・・かー」
私と同様2人の顔はげっそりとしていた。だがそろそろ朝食の時間。皆がそろっている大事なひと時だしもし一分一秒でも遅れれば黒弧さんの説教が待っている。私は体に鞭を打ち半寝の2人を押しながら長い廊下を歩いた。
部屋のドアを開ければ皆そろっていた。
「ゆっきね様ーーーおはようございます!」
牡丹ちゃんが突っ込んできた。いつもなら受け止めるがあいにくそんな力今は持ち合わせていない。だ、誰か・・・心の中で助けを求めると
「おい、牡丹。そろそろやめてやれ。こやつ等は黒弧に叱りを受けた後から一睡もしておらぬのだ」
長い机の奥に座っていた梨佳のお爺さんがいた。
「はーい。主様」
「これ、牡丹。主様の前での言葉使い気をつけよ」
驚いた。まさかあの黒弧さんが微笑んでいるなんて、この前梨佳から話は聞いたけれどここまでだったのか・・・なんて思ってたら
「おい何だ小娘。あ?文句があるのか?」
ぶんぶん、と首を横に振った。さすがにもう死んでしまう。
「おなか減ったーー」 「俺も!もう食っていいか?」
目が覚めたのかぎゃーぎゃー2人が騒ぎ出したので黒弧さんも納まりやっと朝食を食べ始めた。
「で、なにが頼みだ。梨佳」
私にも他の皆にも頭に疑問マークが浮かんだ。
「めんどくさがりのお主がわざわざこのような時間に来るか?」
そういえば梨佳はいつも誰よりも遅く来てよく怒られてた。いくら夜通し起きてても二度寝していただろう。
「んーっとね。そろそろ祓い屋さんちゃんとやろうと思って」
『!?いや、だめだよ。私まだ何にも「ストーップ」』
「分かってるよ、でも私もう待てない!開いてから力を出したって遅くないよ。ずっとこのままも退屈だしね。私達には早く謎を解かなきゃならないし」
目を輝かせながらまっすぐこちらをみる梨佳。こうなると梨佳は強情になる。
『、まだ危険だし祓い屋を開いたからって・・・響もなんとか言って』
「いいんじゃね。何もしなきゃ何も分からねーのは決まってんだから。それになんだかんだ俺らとか爺がカバーできるだろ。雪音だって自分が最近成長したってわかってるだろ、もう1人じゃねーし」
2人の顔を見れば本気だって事は分かる。でも私は臆病だ。でも、でも、こいつ等がいるなら本当に平気な気がする。いいかもしれな
「「てか、絶対楽しそうだからにきまってんじゃん」」
にい、と笑った二人を見た。さっきの感動なんて飛んだ。嗚呼、馬鹿なこいつ等に嬉しくなった自分を凍らしたい。
「我は別に良いと思うぞ。黒弧、あいつらの事頼んだぞ」
いつのまにか煙管を手に喉を鳴らしながら笑う梨佳のお爺さん。
「え、真ですか。私にあのうつけ共を・・・」
「良いであろう。お主に適任だと思ったのだがな」
「わ、私めに適任・・・ありがたき幸せっ。主様」
まんまと口車に乗ってしまった黒弧さん。
「じゃあ、決まりだねっ」 「元々開くつもりだったしな」
「主様が期待なさっている・・・私めに・・・」
梨佳のお爺さんが私をみて妖美に笑った。
「お前に拒否権は無い様だな、雪音。」
誰か、誰か助けてくれ