【短】タイムスリップの恋
「...うん。.....ごめんね?」
昨日会った他人なんかにこんなこと言われて意味わかんないよね。
でも飛鳥には生きていてほしい。
飛鳥の時間が進んでほしい。
ずっと私のそばにいてほしい。
私がタイムスリップしたことには理由があるはず。
せっかく来たんだからあの悲惨な事故が起きないようにしなきゃいけないんだ。
今日は6月13日。
私がこっちにきて2日目。
飛鳥が事故に遭うのはちょうど1ヶ月後の7月13日。
「結菜さん。俺、今日用事あって出掛けるんですよ。」
あ、そーだ。今日は飛鳥と私の5ヶ月記念日だ。