【短】タイムスリップの恋
「意味わかんないこと言ってるのはわかってる...。でも明日だけでいいから。」
私はもう1度泣きながら言った。
「はぁー分かったよ。じゃあ結菜には延期してもらうから。」
「ヒック...ほんと?」
「うん。だからもう泣くのやめてよ。」
....よかった。これで明日、飛鳥が事故に遭うことはなくなる。
飛鳥の命と未来を救えたんだ。
やっぱりタイムスリップしてよかった。
飛鳥が死ななくてすむ。
この時の私はそう信じていた。