*ビビッドDAYS!*
「志摩、さっさとデッサンしなさいよ」
「……わかってる」
「わかってないわよ。うじ君が承諾してくれないなら、他の人に頼めばいいじゃない」
「それはいやだ」
「いやだとか言ってる場合じゃないのよ。期限があるんだから。あんたが提出できないと補習リーダーのあたしがどやされるのよ」
アキちゃんはいつの間にかカワピー先生から補習リーダーに任命されてしまったらしい。
急に責任感が芽生えたらしい補習リーダーは壁にかかったカレンダーを一瞥してからわたしに向き直った。
「うじ君のことだけど、この際ハッキリ言うわ」
「な、なに?」