*ビビッドDAYS!*
「あんた、彼にウザがられてるわよ」
「ぎくり」
胸を押さえながら答えたわたしに、アキちゃんが目を丸くする。
「あら、自覚してたのね」
「べ、別に、わたしがうざいほどに突撃してることを自覚してるだけで、うじ君はウザイなんて一言もいってない」
もにょもにょと答えるとアキちゃんはびしりと指を差した。
「甘いわ志摩! あんたと違って彼はNOと言えない日本人なのよ!」
きっぱりと言い切って彼女は言葉を重ねる。