*ビビッドDAYS!*




「この金髪のどこが地毛なんだ?」

「じ、地毛にござる」
 


言い張るわたしに般若の面相を向けた後、

カワピーはスナイパーのような機敏さで振り向いた。


そして傍らの信号機を、視線で殺すがごとく睨み付ける。



「お前も! その二色染めはなんだ!?」

「地毛です」

「んなわけあるかああ!」 
 


先生の甲高い声に、アトリエの石膏像たちがびりびりと肩を震わせた。



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