*ビビッドDAYS!*
「噂で聞いたんだ。どう? 俺とか。モデルにする気ない?」
そんな王子の言葉にアキちゃんと信号機が悲鳴を上げる。
「きゃああ! そ、そんな! ヌードモデルなんて! 志摩、今すぐ承諾しなさい」
「バカ言ってんじゃねぇ! こいつのモノなんてぜってぇ大したことねえよ! 俺のモノを描け志摩!」
「いや、俺、ヌードとは一言も……」
それらの声をスルーし、わたしは首を振る。
「せっかくだけど遠慮する」
「そう? 残念だなぁ」
丁重にお断りすると、王子はさっぱりとした笑みを残して女子達の元に戻っていった。