*ビビッドDAYS!*



こんなに喋るなんて珍しいな、

と思いながら、わたしは少し間を空けて彼の隣に腰を下ろした。



「モデルをお願いしたいからだよ」
 



何度も頼んでいるけれど、結城君は一向に返事をくれない。



「岩本さんなら、他にやってくれる人はいっぱいいるんじゃないの」
 


そう言った彼の言葉の中に自分の名前があって、少しだけ心臓が脈打った。



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