*ビビッドDAYS!*
*・‥…─*06
。☆*・゚・
かくして、わたしは結城君のストーカーになった。
という言い方はやや語弊があるけれど、
それに近いものはあったと思う。
彼の目撃情報を聞くと、駆けつけずにはいられず、すぐさま飛んでいく。
すると結城くんはいつも「うわっ」といいリアクションをして、呆れたようにわたしを見下ろした。
そして今日も、彼の目撃情報は方々から入ってくる。
「お、志摩ちゃん」
その日は、廊下ですれ違った顔見知りの男子生徒がからかうような調子で声をかけてきた。
「今日は愛しのうじが大変なことになってたぜ」