❤︎極上 片想い❤︎


「おまえ、バカ?」

アタシの方を見ていた真央クンが

そう言って、今日一番の笑顔で笑う。


ドキっっ!


・・・きっとアタシはこの瞬間に、真央に恋に落ちてた。


でもこの時はまだ気づいてなくて。


ただただ、笑う真央に


ぼーっと見とれてた。




「桜木さんって、天然?(笑) ふつー、マオがここオレの席って言ったトコで気づくよなぁ。なぁ マオ "ちゃん" ? w」

前の前の席の彼が、笑いながらそう言って

真央くんをからかう。


そんな彼の言葉に、またクラスじゅうが笑う。


真央クンは、からかう彼のことを睨む。


「おめーはうっせーよ、いつまでウケてんだよっ。」

笑い続ける彼に、真央クンはヘッドロックを食らわしてて


そんな二人を見守るクラスメイト達。


そこで先生が中断させた。


「おーい、冗談はそこまでにして。自己紹介するぞーー。威勢のいいそこの3人からと行きたいが、出席番号順にいくかー。1番、赤井ー。」


・・・・・・



・・コレが 真央との


初めての出会いだった


・❤︎・❤︎・❤︎・




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