❤︎極上 片想い❤︎
「マジかよ。めんどくせぇ。」
そう言いながら、真央だけが心底ダルそうに上条君のリクエストを聞く。
「やったね☆」
亜美はあたしに小声でそう言って笑うから
あたしは亜美に見えるように小さくピースサインをする。
「桜木ー!おいてくぞー。」
亜美と小声でやりとりをしてるあたしの後ろから
真央のダルそうな声が聞こえて
亜美があたしの背中を押す。
「あたしは麻衣佳と同じモノでいいから。早く行ってきな!」
そんな亜美に微笑んで、あたしはもうすでに教室のドアまで足を進めてる真央に向かって小走りで追いかける。
「ちょっと待ってよ、真央っ。」
そんなあたしに、振り返って
「早くしろー」
とか言いながら、待つ彼が。
やっぱり好き…