❤︎極上 片想い❤︎

「真央」

そう声をかけると

真央の肩が、またビクっと震えた。


「ごめん。さっさと買って教室戻ろうぜ。」


あたしから、さっと目を逸らして、去っていく彼は

まるで、これ以上何も聞かないでほしいと

言ってるみたいで


ショックだった。


真央…


あたしじゃ、真央の心に触れられない?

教えてほしいよ。

姫川センパイと何があったのか。


友達としてでもいいから。


なんて、ウソか。

"友達"として、なんて。


ただ、あたしが勝手に知りたいだけ。


だって、真央が好きだから…


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