❤︎極上 片想い❤︎

「帰ろうか。」


そう呟いたのは上条君で。


真央は、ただ頷いただけだった。


「真央、部活は終わったん?」


「あ、あぁ。ちょっと忘れモノしたから教室取りにきた。」


上条君の質問に、真央が答える。


「麻衣佳、大丈夫?」


亜美があたしに小声でそう聞いてくれるから


あたしは少し微笑んで頷く。


きっと亜美は、あたしの泣いてる理由に気づいてる。




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