❤︎極上 片想い❤︎
亜美の声に
先に視線を外したのは真央だった。
「そっか。じゃ良かった。」
そう言って、あたしの頭をぽんってして、
上条君と亜美の後を追って
先に歩き出した彼の後ろ姿を
少しの間、ぼーっと眺めてた。
真央…
苦しいよ。
ごめん、あたし、もうこれ以上
隠し通していける自信ないや。
欲望が、どんどん心を支配して
涙となって溢れ出る。
キミがどうしようもなく好き
涙を拭って、後を追う。
もう、逃げられない…