❤︎極上 片想い❤︎
ホントは、告る気なんて一生ない。
引きずれるだけ、ひきずるつもりだ。
諦めるなんて、出来ない・・・
でも、卑怯なアタシは。
カレには姫川センパイを諦めて欲しくて。
はっぱかけてる。
サイテー、自分。
ホント最低。
「・・・だよなぁ。あーーー、マジですっきりしてぇ。片想いなんてするもんじゃねーよな。」
そう言って、自分の机に突っ伏する彼。
アタシはそんなカレの頭を、ワシャワシャってする。
ヤバ、ドサクサに紛れて触っちゃった☆
「おまっ。やめろよ、せっかくセットした髪がっ。」
そう言って、アタシの手を握るカレに
ドキっとする。
ワザとだよ・・キミにこーされるの期待した。
バカだ、アタシ。
「元気だしなよ。まだ失恋って決まったわけじゃないんだし!アタシに出来る事あったら協力するから。」
そう言ってから、胸がズキズキ痛む。
協力なんて、する気もないくせに。
よく平然と、そんな事言えるね。
自分で自分に呆れる。
醜い感情が、アタシを支配する。
それほどまでに、手に入れたい人・・・
神様、アタシの願いは一つだけなの。
どうか、叶えて・・・
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