❤︎極上 片想い❤︎

後ろから聞き慣れた声がして、

あたしの頭をポンっと触る。


それだけで胸がキュンってなる。


振り向かなくても分かる…


「真央。」


「どした?」


あたしの反応がいつもと違ったのか、

真央がサングラスごしに、あたしの顔を覗き込む。


まるで、隠した奥の瞳を探るように


あたしの心の奥を…


「な、何が?ってか、いつの間に後ろにいたの!?ビビるじゃん。」


そう慌てて言えば


「同じ班だからな。はぐれねーように追っかけてきたの♫」

上条君がフォローしてくれる。


ホッとする。




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