Dear:大切な君へ。
まぁ、この時期に休まねぇか。
来週には、インターハイ予選がある。
三年生にとっては最後の試合だ。
そして、次の二年生の代になる。
だから練習も厳しくなっていて、三年生はみんなピリピリしている。
「おらそこディフェンス!!!ついて行けてねぇぞ!!!」
須藤先輩はみんな以上にピリピリしていて、ここ最近の部活では怒鳴ってばっかりだった。
「健斗!!お前やる気あんのか!?」
「っ、すんません!!」
正直、夕美のことを気にしている場合じゃない。