Dear:大切な君へ。

「絶対、優勝しましょう!!」




すると、




「それは普通キャプテンの俺が言うセリフだろ」




と須藤先輩が苦笑いしながら言った。




「あ、すみません」




つい勢いで言っちゃたことを謝ると、




「集合!」




と須藤先輩はみんなに言った。




「明日からいよいよインターハイ予選だ。俺ら三年にとっては最後の試合。正直無名の俺らが優勝を目標にするだなんて、周りの奴らから見たら馬鹿げているかもしれない。それに、実際自信より不安の方が大きい。でも俺たちが今までしてきたことを出し切るぞ!」




「「はい!!」」




最後にみんなで円陣を組んで気合を入れ、解散となった。




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