Dear:大切な君へ。

その場に茫然と立ちすくむ俺。




「行くぞ、整列だ」




ポン、と俺の肩を叩いて須藤先輩が言った。




その瞬間、あふれ出る涙。




「-っ、す、みませんっ・・・・・!」




「よく頑張った。ありがとな」




須藤先輩は俺の肩を抱いて、列へと歩き出す。



「礼!!」




「「ありがとうございました!!」」




お互いの監督に集合して、話を聞く。




その間も、涙は止まらない。





< 118 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop