Dear:大切な君へ。
「夕美、お前病院に行った方がいいんじゃないか?」
さすがにこれは、おかしいだろ・・・・・。
「私、顧問の先生に連絡してくるね」
かながそう言って職員室へと走っていく。
その間に俺は夕美を抱き起して椅子へと座らせた。
「いつからこんなに貧血ひどいんだよ」
俺の質問に夕美は、
「2,3日くらい前・・・・・だったと思う。もともと貧血持ちだったから、立ちくらみとかはよくあったんだけど」
と力なく答えた。