Dear:大切な君へ。
その後駆けつけた顧問と一緒に保健室に行き、そのまま迎えが来て夕美は帰っていった。
それから夕美は数日間、部活を休んだ。
ラインをしても既読すらつかない。
いてもたってもいられず、心配して家に行っても誰もいないようだった。
夕美の担任に聞きに行っても、今回は何故かはぐらかされてばっかりだった。
嫌な予感が、どんどん大きくなる。
夕美から返事が来たのは、倒れてから5日後のことだった。
【ごめん!充電器壊れてて充電切れっぱなしだった( ;∀;)
明日は学校に行くよー(=゚ω゚)ノ】
そのラインに、ホッと安堵のため息が出る。
【心配掛けやがって(-""-)
おう、そうか。ならよかった】
そう返すと、再び返事が来なくなった。