Dear:大切な君へ。

その後駆けつけた顧問と一緒に保健室に行き、そのまま迎えが来て夕美は帰っていった。




それから夕美は数日間、部活を休んだ。




ラインをしても既読すらつかない。




いてもたってもいられず、心配して家に行っても誰もいないようだった。





夕美の担任に聞きに行っても、今回は何故かはぐらかされてばっかりだった。





嫌な予感が、どんどん大きくなる。




夕美から返事が来たのは、倒れてから5日後のことだった。




【ごめん!充電器壊れてて充電切れっぱなしだった( ;∀;)
明日は学校に行くよー(=゚ω゚)ノ】




そのラインに、ホッと安堵のため息が出る。




【心配掛けやがって(-""-)
おう、そうか。ならよかった】




そう返すと、再び返事が来なくなった。


< 138 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop