Dear:大切な君へ。
「よし、今日健ちゃんやみんなに会えたから、明日からも頑張れる!」
「あぁ。俺も」
俺が落ち着いた頃、夕美は満面の笑みを作って言った。
「あ、でも部活にはちゃんと集中するんだよ。怪我でもしたら危ないし」
思い出したようにそういう夕美に、
「時間関係無しに送ってくるのはどこのどいつだ」
と言って鼻をつまむ。
「ご、ごめんらはい・・・・・ほれはらわひをつけまふ」
「何言ってるかわかんねーよ」
そう言って笑いながら手を離すと、
「もー、健ちゃんが鼻つまむから低くなった!」
と鼻をさする。