Dear:大切な君へ。

「よし、今日健ちゃんやみんなに会えたから、明日からも頑張れる!」




「あぁ。俺も」




俺が落ち着いた頃、夕美は満面の笑みを作って言った。




「あ、でも部活にはちゃんと集中するんだよ。怪我でもしたら危ないし」




思い出したようにそういう夕美に、




「時間関係無しに送ってくるのはどこのどいつだ」




と言って鼻をつまむ。




「ご、ごめんらはい・・・・・ほれはらわひをつけまふ」




「何言ってるかわかんねーよ」




そう言って笑いながら手を離すと、




「もー、健ちゃんが鼻つまむから低くなった!」




と鼻をさする。




< 157 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop