Dear:大切な君へ。
「何今更遠慮なんかしてんだよ。いつも一緒に行けばいいだろ」
そう言うと、
「いや、それはやっぱり二人にも悪い気がするから・・・・・3回に1回くらいでいいよ」
と答えた。
「あ、そのかわり、夕美の体調どうだったかちゃんと教えてよ!!」
「そんなに気になるなら一緒に行けば、」
「それはダメ。きっと夕美も二人で会えるの楽しみにしてるんだから」
口を尖らしていうかなを見て、思う。
夕美の友達が、かなでよかった。
「はいはい。じゃあお言葉に甘えて二人で楽しんだりもするよ」
「お前、病室でやらしいことすんなよ~」
「バカか!病人にしねぇよそんなん!!」
さっき少しだけ見直した蒼佑の頭を叩く。