Dear:大切な君へ。
少しでも見直した俺がバカだった・・・・・。
ため息を吐いて呆れる。
「まぁでも、なんか困ったことがあればなんでも言え。いつでも力になってやる」
透の言葉に、頷く三人。
「っ、あぁ。ありがとな」
少しだけ、鼻の奥がツンとして目に涙が溜まる。
それを見られないように俺は俯く。
「さー、帰ろう。明日は1日練習だぞー」
透はそんな俺の肩を組みながら言う。
「あー、そうだった」
「すっかり忘れてたわー」
きっと今日ついてきてくれたのも、こいつらなりの優しさだったのかもしれない。
俺が、入院する夕美を受け止めきれなかったときにそばで支えれるように・・・・・。