Dear:大切な君へ。


「………本当はなにがあったんだよ」




そう俺が聞いても、




「本当も何も、机にぶつけたって言ってるじゃん」




と言って話そうとしない。




そして、




「じゃああたし用事あるから行くね!」




それ以上俺に何も聞かせないかのように去っていった。




やっぱりいじめか………?




そんな考えが浮かんだけど、学校での夕美を見る限りではそんなことやっぱり考えられなかった。



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