Dear:大切な君へ。

まさかと思い、俺はお腹辺りのシャツを捲り上げる。




そして、腹部にいくつもある大きな痣に言葉を失った。




「やだっ!!見ないで!!!」




夕美の目からは涙が溢れていて。




「・・・・・誰にやられた?」




そう聞いても夕美は見ないでと泣き叫ぶだけで。




「誰にやられたかって聞いてんだよ!!」




俺の怒鳴った声にビクッとして、やっと静かになった。




そして、ゆっくりと口を開く。


< 56 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop