Dear:大切な君へ。
「ま、お前も彼女できるように頑張れ☆」
俺の肩に腕を回して蒼佑は言った。
「避けられてる場合じゃないんじゃないのー」
「・・・・・うるせ」
肩に乗っている蒼佑の腕を振り払って考える。
部活の後話すか。
いやでも部活の後も避けられたら?今日部活に来なかったら?
そう考えたが、俺の考えは心配なかったようで。
「お疲れ様でーす」
放課後、部活にはちゃんと夕美の姿があった。
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