月夜の桜

目の前には寝ている大樹がいた。
私は言葉をかけることができない状態だった…。

静香「大樹?私だよ…。なんで寝てるの?起きてよ!!」

大樹は答えてはくれない…。
大樹に生きてて欲しいと強く願っていることしかいれなかった。
そして面会時間が過ぎた…。

私は待合室で大樹が目を覚ますのを待っていた。
そして看護師から詳しい話を聞いていた。

看護師「こちらも詳しくはわかりませんが、信号を渡ろうとした時にトラックに轢かれたらしく、出血が止まらない状態で運ばれてきました。」

静香「そうなんですか!?その時の信号はどうでしたか?」

看護師「大樹さんの方が青だったと警察から話は聞きました。」

私はもう取り乱してしまいそうで怖かった。
大樹が心配。
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