月夜の桜

病院に泊まって一週間。
大樹はまだ目が覚めない。
峠は越えたらしいけど、目を覚まさないと意味がない。

そんな時、看護師が来て。

看護師「大樹さんの目が覚めました。こちらへ。」

静香「はい!」

私は駆け足で大樹の部屋に行った。
すると目の前には大樹がいたけど、様子がおかしい。

静香「大樹?私だよ?良かった!目を覚まして!」

大樹「…。ここは…どこだ?」

静香「病院だよ。何が起きたかわかる?」

大樹「病院…?てか…君は…誰?俺は…誰だ。」

私は目の前の現実についていけなかった。

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